フォーセンスを導入後、受注棟数はどのように推移していますか。
立ち上げ当初は新築での知名度も実績もなく、専任のスタッフもおらず、土地を探しに来られたお客様に「うちでも新築を建てられますよ」とカタログをお見せする以外、積極的な宣伝活動をしていなかったこともあり、1年目に受注できたのは数棟でした。 しかし専任のスタッフが入り、ホームページが充実し、注文住宅の情報誌に広告を出すようになり、新築の工務店としても認知されるようになるにつれ、棟数は着実に伸び、導入3年目の昨期は13棟を受注しました。4年目の今期はさらに勢いがつき、2ヶ月後の決算までに22棟受注するペースです。ゼロからスタートして4年目、営業2人での受注棟数としては悪くない数字だと思います。
受注棟数の着実な伸びに、フォーセンスはどう役立っていますか。
今までのところ、フォーセンスは大きく3つの点で受注棟数の伸びに貢献しています。 1つ目は、「大多数のお客様に『こういう家が欲しい!』と思っていただけるデザイン」です。 2つ目は、「お見せするだけでお客様の心をつかめる販促ツール」です。 3つ目は、「お客様の要望に合わせてアレンジできる自由さ」です。
順々にうかがいます。1つ目、「大多数のお客様に『こういう家が欲しい!』と思っていただけるデザイン」とは。
間口を広げるため、うちではフォーセンス以外にも2つほど商品住宅を導入しているのですが、フォーセンスのカタログと他の商品住宅のカタログを並べてお客様にお見せすると、ほとんどのお客様がフォーセンスのカタログを指して「こういう感じがいいです」とおっしゃいます。 フォーセンスのデザインが多くのお客様の理想のイメージに重なっていることは、お客様の反応からいつも実感します。
2つ目、「お見せするだけでお客様の心をつかめる販促ツール」とは。
商品写真やパンフレットなどの販促ツールも、フォーセンスは充実しています。特にデザインブック「DESIGN WORKS」は、販促ツールとして非常に役だっています。「DESIGN WORKS」に掲載された美しいデザイン住宅の数々をご覧になると、「私たちもこんな家を建ててほしい」というお客様のイメージが固まるようです。
まだ新築での実績がなかったとき、土地を探しに来店されたお客様にフォーセンスの「DESIGN WORKS」をお見せしたところ、たいへん興味をもっていただき、結果的にこれが1棟目の受注につながりました。
3つ目、「お客様の要望に合わせてアレンジできる自由さ」とは。
うちは今、「お客様のご要望をプランナーが一つ一つ汲み取って、お客様に最適な間取りや仕様を決めていく家づくり」というのを前面に打ち出しています。 フォーセンスシステムの「縛りのなさ」や「応用の利きやすさ」は、こういう自由設計を前面に打ち出したポジショニングと、すごく相性がいいです。 最初にフォーセンスのデザインブックで「理想のイメージ」をお客様と共有してから、間取りや仕様にご要望を反映していくので、全体から細部に至るまで、お客様の満足度の高いプランニングができます。 「ハウスメーカーでは自分たちの要望を聞いてもらえなかった」というお客様が、うちには大勢いらっしゃいますし、完工・引き渡し後のご感想をうかがっても、「要望を丁寧に聞いてもらえたおかげで、納得のいく間取り・仕様にできた」というお声が一番多いです。こうしたお客様満足度の高さが、口コミでうちを選ばれるお客様や、お客様からのご紹介にもつながっています。 他社の規格住宅のように、間取りも仕様もすべて決まっているシステムの場合、たしかにうちのような新規参入の工務店にも始めやすいというメリットはありますが、その一方で、お客様の要望に柔軟に対応できないというデメリットもあります。お客様に本当にご満足いただける家を建られなければ、地域で長く商売を続けていくことはできません。
やはりフォーセンスのように「応用の利くシステム」を主軸に据えないと、新築で成功し続けるのは難しいと実感しています。
最近フォーセンスから購入された商品住宅「LifeBox(ライフボックス)」の反応はいかがですか。
「LifeBox」は非常に好評です。発売してすぐ1棟契約になり、他にも複数の引き合いが来ています。 この商品住宅に関しては「このままこの形どおりに建てて欲しい」というご要望が多いので、自由設計を前面に出したこれまでのフォーセンスのラインナップから独立させて、一種の企画住宅として販売しています。 「LifeBox」は、これからのうちの新築ラインナップの柱の一つになってくれそうです。
フォーセンスの商品住宅ラインナップの一つ
「LifeBox」
カスケホーム本店には「LifeBox」の
建築模型が展示されている
(写真右:フォーセンス経営支援室チーフプランナー 五十嵐賢一)
岡山県倉敷市で住宅リフォームを手がけてきたカスケホーム 株式会社安藤嘉助商店では、
2011年、新築注文住宅事業に本格進出するにあたりフォーセンスの「デザイン住宅開発マニュアル」を導入しました。
代表取締役の安藤辰氏(写真左)に、フォーセンス導入の経緯と効果を詳しくうかがいました。